Pazio

■外観パース

計画地は南北に細長い土地であり、建築率や高さ制限の厳しい地域である。
また、周囲は隣家に囲まれており、窓を設けるとプライバシーが確保しづらい土地であった。
解決策として、通りに面する南側に塀で囲まれた中庭を設けることを提案した。

リビングには中庭に面して大きな掃き出し窓を設けることで、視覚的に中庭と一体的な空間となり、季節の移ろいを感じることができる。

また、リビング上部は吹き抜けとなっており、開放的な空間となるわけでなく、階段の踊り場を利用した中2階の書斎スペースや、
2階の部屋と立体的に繋がることで、床面積以上に空間の広がりを感じることができる。
書斎に設けた大きな窓は南側の通りへ視線が抜け、ダイニングやキッチンに南からの採光を届ける。

また、細長い敷地を生かし、部屋を長辺方向に一直線に繋げることで、京町屋のような奥行き感が生まれることを期待した。
内装は梁などの構造材をあえて見せることで、本来木造建築がもつ温かみを感じることができ、
白い壁は光を反射させ明るい室内となる。

Pazio

仕様や間取り、デザインや暮らし方を詳しくヒアリングし、お客様の要望に合わせた空間を建築家がご提案いたします。

上質で、個性があるオーダーメイドの住まいを提供いたします。